

売り手市場といわれる作業療法士の転職市場ですが、満足のいく転職ができている方は意外と少ないようです。
それは、転職理由のなかで多く挙げられるものに関して、病院や施設が対応できていないからではないでしょうか。
都心部などであれば、会社や病院の選択肢は広がるため、さまざまな福利厚生やキャリアアップ支援制度が設けられているところを選択することができます。
しかし、その反面、業務過多が問題になる場合もあるでしょう。
香川県では、選択肢となる医院の数も多くはなく、自己のキャリアアップをするための理想とする職場が見つかりづらいという声もあがっています。
私たちふじた医院では、リハビリなど、今後重要になる仕事で活躍される作業療法士の方を積極採用しています。充実した制度と地域で、かつ最高水準の給与体系で、転職者の方を迎えています。
今回は、作業療法士の方の実際の離職率をみながら、その転職理由に対しての解決策を考えていきたいと思います。
そして、なぜ私たちがそこまで作業療法士の転職者の方を高待遇で迎えたいのかという点もお伝えできればと思います。
平成28年5月、公益社団法人日本理学療法士協会によって出された「医療従事者の需給に関する検討会」における資料を確認していくと、理学療法士の離職率は、医療が10.2%。介護が18.8%となっています。
この数字が、作業療法士の離職率にも比例して当てはまってくると考えることができます。
この数値は、厳しいといわれる介護業界の正規雇用職員の離職率15,5%と比べると高い数値になっており、通常の介護職員よりも厳しい現状を見て取ることができます。
しかし、医療施設での作業療法士の離職率は、医療施設正規雇用職員における平均13.9%よりも、10.2%と低くなっています。
これを考えると、離職の理由としては、業務内容に関係するスキルアップについてや、一日あたりに対応する人数などの人間関係やマネジメント、キャリア形成が関係してくるのではないでしょうか。
また、職場として、介護施設の場合は理学療法士の方と協力して、基本的動作の回復から日常の生活まで回復する応用動作までをおこないます。
そうなった場合、職場内のコミュニケーションが円滑にできていない施設は大きなストレスを抱えるリスクが高まり、離職率も高くなっていきます。
作業療法士の方に限らず、転職をする際は、「転職先の企業の離職率」に注目するべき、というのは一般的にいわれています。
もちろん改善を図っている職場も多いですが、離職率が高い職場というのは、人間関係やマネジメント、キャリア形成などに関しての複雑な問題が存在していることが多く、すぐに解決されることは少ないからです。
そのため、離職率が高い職場に入ってしまうと、
・業務過多
・全職と同じような問題を抱えている
・別の問題が発生してしまう
などを理由に、再度転職を迫られてしまうことが多いです。
それでは、実際に作業療法士の転職理由について考えていきたいと思います。
実際に転職者の方の声や、インターネット上に上がっている転職理由の中で大きなものは3つ挙げられるようです。
・キャリアアップや給与アップなどの問題
・人間関係
・激務、業務過多による疲弊
上記の問題は、他の職種でもいわれていることですが、作業療法士の場合はそのなかでも需要と供給のバランスがとれていないといわれており、問題が起きやすい傾向があります。
作業療法士の方のなかには、「よりキャリアアップをしていきたい」と考えている方もいらっしゃると思います。
しかし、先ほどの、仕事が多く、仕事に追われ続ける環境ではなかなか自身の知識やスキルを磨く時間はつくれないと思います。
ふじた医院では、月に1度の研修を勤務時間内で行っています。
それは、作業療法士の方だけでなく、理学療法士、そして看護師といった各職種のスタッフが小さなグループに分かれて行われるものです。
内容はビジネスマナーから専門スキルまで様々ですが、グループになり共通話題をつくることで、自然なコミュニケーションと円滑な人間関係をつくるきっかけにもなります。
そして、給与面については、地域で一番高い水準で設定できるよう意識をしております。
仕事とお金を結び付けて考えることを敬遠する方もいるかも知れません。
しかし、本人のスキルや頑張りを正しく評価するためには、正当な給与設定というものが非常に重要だとふじた医院では考えております。
なかには、以前の職場で昇給制度や賞与制度がなかったという方もいるかもしれません。
ふじた医院では、募集要項に記載の通り、しっかりとそれらが制度化をされていますので、ご安心頂けると思います。
私たちふじた医院は、「人」というところに注目をした制度がたくさんあります。
最初にお伝えした待遇面・研修面もそうですが、しっかりと働きやすい職場をつくっていけるような制度づくりを常に考えております。
そして、地元を同じくして育ち、ふじた医院で働いている人も多いため、コミュニケーションがとりやすいというのも大きなポイントになるかと思われます。
もちろん、香川のご出身ではない、という方も大歓迎です。
作業療法士の方のブログなども拝見していくと、かなり多くの人が業務過多という問題を抱えているようです。
中には、1日70人以上のリハビリを担当している作業療法士の方もいらっしゃいました。
都心部では人口が多く、毎日のように新規の患者様が来院されます。
すると、新たな患者様と接する際の緊張やストレスで、ひとりの患者様を長く担当することとは違った疲労が蓄積していくことになるでしょう。
私たちふじた医院では、「善通寺のかかりつけ病院」として30年間続いているため、来院される患者様は長くお知り合いの方も多く、スタッフの増員には常に力を入れているため、仕事量なども丁寧に振り分けられることが特徴といえるでしょう。
最初にお伝えした「高待遇で転職者の方を迎える理由」は、この業務過多への対策ということが挙げられます。
待遇が悪い施設や病院でも、採用をすることはできるかもしれません。
しかし、長く働いていただける環境づくりができなければ、患者様を笑顔にすることもできません。
スタッフ一丸となり協力していけるような組織作りが、結果として、良い医療を提供できることにつながると考えております。
今回は、香川県善通寺エリアで転職活動を考えている作業療法士の方に、離職率や転職理由に対してのふじた医院の対策をお伝えしてきました。
この記事を読んで、少しでも興味をもって頂けた方は、転職や就職の相談会なども行っておりますのでお気軽にご参加ください。
そして最後にお伝えしたいことがあります。
ふじた医院の理念についてです。
「来院された皆さまをあらゆる方法を用いて、元気にすることで社会に貢献することを目指す」
現在、ふじた医院では、西洋医学・東洋医学、そしてリハビリ、デイケアと、さまざまな医療・介護サービスを提供しています。
つまり、介護施設や医療施設として単独で運営している施設に比べ業務の幅が広く、スキルアップや幅広い知識の習得にはうってつけの場といえます。
そして、かかりつけ病院として来院した患者様が、作業療法士の方とのリハビリによって「できる!」が増えるということは、大きな仕事の充実感につながるはずです。
様々な研修制度や月に1回のコミュニケーション研修に加えて、他の病院施設ではまだ、導入がない初動負荷トレーニング®研修も実施しております。
日本では高齢化が進み、今後は当院に限らず、作業療法士が活躍する場というのは、今後増えていきます。
そのときに、作業療法士として活躍される皆様が、「ふじた医院を選んで良かった」と思っていただければ幸いです。