

介護に関する仕事は、仕事のつらさが話題になることも多く、悪いイメージを持っている人も多いと思います。
実際に介護施設で働いている人のなかでも、夢や理想を持って働き始めたのに、「こんなつもりじゃなかった!」と思っている人はたくさんいるのではないでしょうか。
しかし、介護という仕事は非常にやりがいのある仕事で、介護士のなかにも私生活、仕事ともに充実している人は多くいます。
それらの違いは、どこから来るのか?
それは、職場環境や仕事への取り組み方によって大きく変わるといえるでしょう。
ふじた医院では「やりがいを感じて働けるかどうか」ということには、本人の考え方や仕事の仕方のほかに「職場環境」というものが大きく影響していると考えています。
どのような職場で働くかによって、本人のやりたい仕事ができるか、患者様を笑顔にさせられるか、ということも変わってきます。
今回は、介護のお仕事をしている人に向けて、職場選びの重要性や具体的な選び方をお伝えしていければと思います。
介護士から話を聞いたり、Web上のアンケートなどを見たりしても、介護職における職場選びのポイントはある程度共通しています。
・人間関係
・給与
・福利厚生
・自分の能力や資格を活かせる、やりがいがある
・スキルアップ可能な環境である
これらの項目は、介護職がとくにポイントとして挙げることが多いものです。
本人の努力によって変えられる部分ももちろんありますが、そもそも職場の考え方と自分が重視するポイントが全く異なっていると、充実して働くことは難しくなってしまうでしょう。介護職に限らず、お客様と接することのある仕事であれば、職場の人間関係は非常に大切です。従業員同士の関係性というのはお客様に伝わるものですし、従業員同士のコミュニケーションが円滑でないと作業もスムーズに進まないでしょう。
医療施設では「患者様」と接するわけですが、患者様と接する場合、人間関係というのはとくに大切です。
介護スタッフが主に接する患者様は、体が自由に動かせないことで、大きな不安を感じている方も非常に多く、スタッフ同士の人間関係が悪いと、その不安はさらに大きくなってしまうでしょう。
患者様に心から笑顔になってもらうためには、スタッフひとりひとりが楽しんで仕事をしていることも重要なのです。
ふじた医院では、この「人間関係」というものを非常に大切だと考えており、円滑にコミュニケーションを行うための制度を取り入れている数少ない医院とも言えます。
ふじた医院では定期的に「コミュニケーション研修」というものを開催していて、そこではすべての職種を横断して、日々の仕事の悩みや私生活についての悩み、業務の質を上げるための話などをしています。
スタッフひとりひとりが、「患者様を笑顔にする」という目的のもと、仕事に対する考え方などを日ごろから話し合うことで、仕事上でのストレスを軽減し、お互いの考えを理解しながらスムーズに仕事を進めることができます。
そのことが、患者様をサポートする上でもいい影響を与え、病院としての全体的な質を上げることにつながると当院では考えています。
ふじた医院のコミュニケーション研修介護職においては、一般的な雇用保険や健康保険などの福利厚生のほかにも、勤務時間や給与の面など、私生活に影響を与える部分のサポートが不可欠です。
一般的な介護施設では平均給与が低く労働時間が長いところなどもあり、一所懸命働いていても、それがもらっている給与や評価に反映しないことも多くあります。
もちろん仕事をする上では「患者様に笑顔になってもらう、喜んでもらう」というのが目的ではありますが、仕事をするモチベーションを維持・向上させるためにも、給与やその他のサポートはとても大切です。
介護福祉士などは女性も多く、子育てに関しての支援なども職場選びの際に注目しておきたいポイントになるでしょう。
当院では、スタッフが充実して働き、患者様に満足してもらうためには、ひとりひとりができる限りストレスをなくし働いていけることが大切だと考えています。
また、ふじた医院でも女性の介護スタッフは多く、子育てや育児休暇が必要になることもあります。
そのような時のためにさまざまな子育て支援制度を用意しており、「子どもと一緒に通勤ができる」という制度は多くのスタッフに喜ばれています。夏休みや土曜日など、子どもと一緒に通勤して頂き、子育て経験のある他のスタッフとも協力しながら仕事することができます。
育児休暇についても、病院のなかには「制度はあっても利用しづらい」という雰囲気のところもあるでしょう。
ふじた医院では、同じ経験をしている先輩スタッフも多いため、気兼ねなくそれらの制度を利用していただくことが可能です。
また、勤務時間などにおいても原則夜勤がないため、これも子どもを抱える女性や自分の時間を持ちたいスタッフが働きやすい理由に挙げられます。
ふじた医院の福利厚生介護職において、職場選びのポイントとしてとくに挙げられることが多いのがこの、スキルアップや仕事のやりがいについての部分です。
自分の能力を仕事に活かし働ける場所なのか、というところに加え、職場がスキルアップに対するサポートをしてくれるかどうか、というのも大切なポイントになっているようです。
毎日仕事で忙しい場合、終業後に自分でスキルアップの時間を設けることは非常に難しいことです。
金銭面、制度面などで職場からのサポートがないと、働きながら将来に活かせるスキルを育てることがそもそもできなくなってしまう可能性もあるのです。
職場選びには、その職場がスタッフのスキルアップについて協力的であるか、というのがとても大切です。
ふじた医院では、「働きながらスキルアップができる環境」というものに何より力を入れています。
院内では定期的な勉強会を行っており、最新技術に関する研修や新薬、最新設備についての勉強など、常に学習する姿勢を持っていただけるよう、病院側で機会を設けています。
医療技術が日々進歩するなかで、自らも勉強していただき、こちらでもそのチャンスを広げることで、スタッフひとりひとりの意識を向上させ、質の高い医療の提供を目指しているのです。
勉強会以外にも資格の取得など、さらなるスキルアップを目指す人に対しては、専門医のもと取得できる「内視鏡検査技師」「ケアマネージャー」「運動療法機能訓練技能士」などの講習会にも参加していただき、資格の取得後はそれに応じて給与に反映される仕組みも整備しています。
「やりがい」と「給与」、どちらも両立して働いていきたいと考えている人にとっては充実して働ける職場であると言えるのではないでしょうか。