

多くの方が、仕事でスキルアップをしようと思った時に、資格の取得を考えると思います。
それは医療事務の場合も同様で、さまざまな資格の取得が考えられます。
しかし、「働く環境」や「どのようなことにやりがいを感じるか」によっても目指す資格や磨くべきスキルは変わってきます。
目指す資格によっては、勉強に費やす時間やお金が大きくなることになってしまうこともあるため、どのようにスキルアップをしていくかはしっかりと決めておく必要があります。
仕事だけでなく、理想とする私生活も考えた上で、自分のモチベーションにつながることから始めていきましょう。
今回は、医療事務のやりがい、仕事観に合わせたスキルアップ・キャリアアップの方法をお伝えしていきます。
医療事務の方は、医療の現場において「縁の下の力持ち」であるというイメージを持っている人もいると思います。
その仕事は、事務作業をこなす一方、患者様とのコミュニケーションを取る必要もあり、求められる業務範囲は非常に幅広いものです。
そんななかで、医療事務の方が、
・「やりがいを感じる瞬間」
・「仕事に対する考えた方」
とはどういったものなのでしょうか。
医療事務の方の多くがやりがいとして、
1、 正確にミスなく、処理ができた瞬間。
2、 作業のスピードなど、成長していると実感できた時。
3、 患者様に感謝の言葉をいただいた時。
4、 病院全体の作業効率を上げられた時。
5、 長く働いていられる環境にいる時。
これらが多く挙げられます。
これらは大きく、
・実際の業務など「個人のスキル」に関わる部分
・患者様や同僚など「周囲から得られるもの」に関わる部分
に分けられます。
また、やりがいや仕事観について考える時には、私生活とのバランスも重要です。なかには、結婚や出産などのライフイベントを迎える方もいるでしょう。
その際に、仕事を変える必要が出てきたり、職場を変えなければいけなくなったりということも多いと思います。
医療事務の場合は需要も多く、職種としては長く働くことができる仕事のため、そういったライフイベントに合わせて働く場所を考えることも大切です。
「ライフワークバランス」や「やりがいを感じる仕事」を念頭に置いて働く場所を考える時に、経験や資格などがあれば、より希望に合った環境を選べるでしょう。
それではここから、「やりがいや仕事観によっての医療事務のキャリアアップについて」、そして、「ふじた医院の医療事務採用に対する考え方」をお伝えしていきたいと思います。
「患者様からの言葉に対して何よりもやりがいを感じる」
という医療事務の方にとって、最もマッチしているキャリアアップとはどのようなものでしょうか。
やはり重要になるのは「経験」です。
一般的なサービス業と異なり、来院される患者様は、何かしらの悩みや痛みを抱えています。そのため、通常よりもナイーブになっていたり、慎重になっていたりします。その時に、患者様ひとりひとりに合わせた対応がしっかりとできれば、それは「患者様からの信頼」につながります。
そういった対応ができるようになるには、患者様と接してきた経験が必要になるのです。
そのような経験を積むためには、「患者様とのコミュニケーションに時間をかけられる病院」で働く必要があります。
大病院であれば、多くの患者様と接する機会は持てるでしょう。
しかし、ひとりひとりの患者様に時間をかけて接することは難しくなり、患者様とのコミュニケーションも「作業の一部」になってしまう可能性があります。
逆に、小さすぎる診療所などでは、来院される患者数が少なく、経験を積む機会が減ってしまうでしょう。
そう考えると、
・一定以上の患者様の来院があり、
・その上でコミュニケーションに時間を取れる
病院を選ぶ必要があります。
そして、患者様と接するスキルを上げるためには、「経験」だけでなく「コミュニケーションに関する知識」も重要です。
コミュニケーションというのは日常的に取るもののため、あまりノウハウなどはないと思われている方もいるかもしれません。
しかし、人と人が話していている「言葉」には、正しい使い方があり、相手のさまざまな意図や心理が隠れています。
コミュニケーションがうまい人と話していると、
「なぜこの人は、私が話してほしい言葉を言ってくれるのだろう」
「なぜわかってくれるのだろう」
と不思議に思うこともあるかもしれません。
それは、相手を気遣う力や相手を理解する力が強く、ちょっとしたことから相手の立場に立つことができるからです。
これらの能力は、自分では自然と身についていると思っていても、医療と言う繊細な現場においては、しっかりと学んでおく必要があります。
ふじた医院では、病院全体で「コミュニケーション研修」というのを取り入れています。それは、病院内で働く者同士のコミュニケーションを促進するという目的と、患者様とのコミュニケ―ションの円滑化を図り、安心感や信頼感を持っていただく目的の両面を持った大事な研修です。
当院は「地域のかかりつけ病院」として、長く、そしてさまざまな患者様にご来院いただいています。違和感なく、安心して通院いただくことはとても大切なことなのです。
医療事務関連の資格というのは、さまざまあります。もちろん資格がなければ働けないという職種ではないため、長く医療事務として働いている方のなかには「資格なんか必要ない」
と思われる方もいるかもしれません。
しかし近年、医療事務は人気の職種の一つとなっており、転職や就職においての求人倍率も上がっています。客観的な判断基準の一つとして、資格を持っておくことは大きな武器になるのです。
医療事務の資格は、国家資格と民間資格に分かれています。
国家資格の例としては、一般薬品の登録販売者の資格が挙げられます。
薬局などで働く場合は取得する必要がありますが、病院の場合は、調剤関連よりも事務的な技能に関する資格を見られることが多くあります。
例えば、「診療報酬請求事務能力認定」の資格を持っていると、「医療事務としての能力が一定レベル以上ある」という評価を受けたり、実技もあるため「ミスが少ない」という評価を受けたりすることもあります。
また、資格を取得する際は、勤務する病院での制度をしっかりと確認することも大切です。先ほど例に挙げた「診療報酬請求事務能力認定」は、医療事務関連の資格の中でも難しいと言われており、全国的に認知されているものです。
しかし、働いている病院によっては評価されるとは限りません。
どのような資格が求められているのか、そして、その資格がしっかりと給与に反映するかなどを見て、働く病院を選ぶことも大切なのです。
とくに、長く働く病院となれば、より詳しく知っておき、計画的に資格取得を行っていきましょう。
ふじた医院では、医療事務の方がよりスキルアップ・キャリアアップをしやすい環境を整えています。
長く働いていいただいている医療事務のスタッフも多く、経験を伝えることができるだけでなく、資格取得後の給与反映制度などもご用意しています。
そして、スタッフひとりひとりのライフイベントに合わせて、育児支援制度や車での通勤などを可能にしており、長い期間をかけて、無理なく働きながらスキルアップを目指していただくことができます。
私たちふじた医院では、地域のかかりつけ病院として
「来院される皆様をあらゆる方法を用いて元気にする」
という理念を実現するためには、医療事務スタッフ、そしてスタッフ全員で一丸となって医療の現場と向き合っていく必要があると考えています。
そのためには、患者様の満足だけでなく、スタッフがしっかりとやりがい・充実感を持って仕事と私生活を両立していくことが重要だと思っています。
さらなるキャリアアップ・スキルアップを目指したい医療事務の方は、ぜひふじた医院にご相談下さい。